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原発って本当にローコスト?

 原発の再稼働が出来ない事によってコストが嵩み、電気料金を値上げせねばならない状況になっていると報道されていますが、実際問題、原子力発電ってそんなにローコストなんでしょうか?

◆発電コスト(関西電力ホームページより抜粋)
 ・原子力:5.3円/kwh
 ・水力:11.9円/kwh
 ・石油火力:10.7円/kwh
 ・LNG火力:6.2円/kwh
 ・石炭火力:5.7円/kwh

◆燃料使用量(関西電力ホームページより抜粋)
 【100万キロワットの発電所を1年間運転するために必要な燃料】
 ・濃縮ウラン:21トン
 ・天然ガス:930,000トン
 ・石油:1,460,000トン
 ・石炭:2,210,000トン

 確かにこうして発電コストや燃料使用量だけで見るなら、原子力はローコストです。
 しかし、コストは発電にかかる費用だけではありません。
 ネットで色々と探してみましたが、電力会社からデータが全く公開されていない情報があります。
 それが、安全対策費と廃棄物処理費、施設解体費用、そして事故対策です。

 まず、安全対策費。
 様々な発電方法がありますが、火力なら大気汚染、水力なら水質汚染、風力なら騒音公害に対する対策が必要です。そして原子力では放射能汚染に対する対策が必要になりますが、この其々の対策費は公開されていません。
 各々の発電方法に差異はあれど、内部の有害物質を外へ漏らさない対策が第一に必要です。
 公害対策で火力や水力発電ではフィルターの設置等、汚染対策は高レベルで行われています。
 それに対し、原子力では未だに世界の安全基準レベルであるフィルターの設置すら行われていない発電所が多く存在しています。
 つまり、安全対策が万全に行われていない訳です。
 ここで費用を理由に安全対策を蔑ろにしているのだとしたら、原子力発電がローコスト等と言うのは真っ赤な嘘だとはっきりします。
 ローコストなら、その分安全対策にしっかり取り組むべきでしょう。

 次に廃棄物処理費です。
 火力、水力、風力等といった発電で発生する廃棄物の処理費用は、基本的に通常のごみ処理費用と然程変わりません。何故なら、廃棄物自体が他へ及ぼす影響が殆ど無いからです。
 それに対して原子力発電によって生じる廃棄物は放射性廃棄物。一般のごみ処理では処理する事などできず、専用の土地に埋め立てる以外術がありません。
 更に、埋め立てた廃棄物から放射能漏れが起これば、大惨事になります。
 つまり、廃棄後の管理費用までかかってしまう訳です。
 その上、埋め立てる処理方法しかない以上、いつかは限界が訪れます。
 この部分を見るだけでも原子力発電がローコストだとはとても思えません。

 そして施設解体費用。
 発電施設も長い年月使用すればいつかは壊れます。
 その時に解体する必要があるのですが、原発と水力発電用のダムはそう簡単に解体できません。
 双方共に施設そのものが汚染源となるからです。
 ダムの解体時には堆積した汚染物質が下流の河川に流れて行かないよう処理が必要です。ダムの規模にもよりますが、これにはそれなりに費用がかかるでしょう。
 では、原発の解体時にはどうなりますか?
 基本的に高レベルの放射能に曝され続けた施設は、放射性物質と同程度に放射能汚染の危険を孕んでいます。
 つまり、処理するには埋め立てるしか無い訳ですが、ここで問題になるのがその規模。
 原発一機、若しくは数機を解体して埋め立てた場合、どれだけの土地が必要になるでしょうか?
 費用も勿論ですが、確保できるのでしょうか?
 確保できなければ、それだけの放射性廃棄物が野ざらしにされる可能性もある訳です。

 最後に事故対策。
 例えば1つの発電施設が爆発、若しくは崩壊したとしましょう。
 それによって発生する被害は、
 ・原子力:半径数十キロ~数百キロに及ぶ放射能汚染。大気、土壌は言うに及ばず、水も汚染され、海にもその被害は広がります。その被害範囲では通常の生活を行うことは年単位どころか十年単位の年数がかかっても難しいでしょう。
 ・火力:施設周辺数キロに被害を出す大規模火災。爆発衝撃波による周辺施設への被害、有害物質を含んだ煙が数日間周囲を汚染するでしょう。しかし、数週間後には被害拡大は終息し、一月後には復旧に向けて動き出すことが可能と思われます。
 ・水力:施設下流への大規模災害が予測されます。水質汚染対策が取られていない場合、海への汚泥流出被害が発生し、生態系に大きな影響を与えるでしょう。ダムの位置によっては数十キロに及ぶ被害を齎しますが、方向がある程度定まっている為、それ以外の所への被害拡大が殆ど有りません。
 ・風力:施設が崩壊してもそれによる周囲への被害は、精々部品が飛ぶ事による破損程度であり、即復旧に取り掛かれる程度の被害です。

 こうして見ると、被害の大きさでは「原子力>水力>火力>風力」の順になります。
 そして、被害を出し続ける期間においては原子力が圧倒的に長く、元通りに直せる可能性が極めて低い事が解ります。

 ここまで色々と挙げてみましたが、このコストを計上しないでローコストだとはとても言えないのではないでしょうか?

 発電コストとは、発電費+安全対策費+廃棄物処理費(原子力は+廃棄物管理費)+施設解体費+事故対策費の合計です。
 原発は確かに発電費では一番安いですが、安全対策、廃棄物処理、廃棄物管理、施設解体、事故対策の全てで他の発電方法よりも多くの費用を要します。
 合計すれば確実に他の発電方法よりも多くの費用がかかる訳です。

 では、原発がローコストだから、原発を止めたら電気代が大幅に上がるというのはおかしな話でしょう?
 発電費以外は電気代に一切含まないと言うなら兎も角、先日の報道では事故対策や施設解体費も含むから高くなると言っている訳ですから。

 だとすると、今後原発が経年劣化によって解体する時期が来た時、大幅な値上げが繰り返される可能性があるということです。
 今は放射性廃棄物埋立地が開いているからなんとかなりますが、今回の震災で出た原発建屋の放射性廃棄物を埋め立てたらどの程度空きが残っているやら。
 その内、土地の買収費用も電気代に加算されるかもしれませんね。

 脱原発を早急に求めれば、この費用が一気に電気代に加算される可能性もありますし、事故が起これば更に上乗せ。その被害賠償に更に上乗せし、原発が使えなくなったら更に……と、無限に上げられそうです。
 その内、今の1000%増しなんて事にもなりかねません。

 原発は動かす時だけはローコストで、後に響く費用は他の発電方式の数十倍、下手をすれば数百倍になるかもしれません。しかも放射性廃棄物の管理にかかる費用は終わる事のない無限地獄です。
 量が増えれば増えるだけ管理にかかる費用もかさみ、土地も必要になり、事故の危険も増していきます。
 
 この費用、一体誰が払う事になるんでしょうね。
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